ネットワークエンジニアは企業やクライアント先のコンピューターや電子機器をつなぎ、ネットワーク環境を構築・運用する仕事です。プログラムを組むことは少なく、ルーターやLANケーブルなど直接機器類を扱うことがほとんどです。主な仕事内容に「設計」「構築」「運用・監視」「保守」の4つがあります。最初に、設計ではクライアントからどのような環境にしたいのかヒアリングし、それに基づいてどこにどのような機器を配置・接続するのかを決めていきます。次に、構築では設計書の下、実際に機器を接続していき、運用が始まれば、トラブルが起きないか監視していきます。メンテナンスやトラブル対応など保守もネットワークエンジニアの仕事です。求められるスキルとして「論理的思考」「コミュニケーション能力」「言語力」が挙げられます。コンピューターは膨大な量の計算をする機械であり、ほんのわずかな狂いがシステム全体に影響を与えます。一つの原因だけでなく、そこから次々とつながっている部分まで見渡せる論理的思考が必要です。機械を組み上げるにもどういった仕様に仕上げるのか、顧客への専門用語を使わないわかりやすい丁寧な説明が求められます。したがって、一方的な会話ではなく、お互いが理解できるコミュニケーション力が必要でしょう。日本国内だけでなく海外にとつながるネットワークを構築するなら、英語力も必要です。専門用語が多いIT機器について英語でやり取りをする場合、適切な内容を伝えないと話が間違った方向に進んでしまいかねません。所沖の通り、ネットワークエンジニアは大変な仕事です。しかし、それ以上にやりがいのある仕事だと言えるでしょう。さらにネットワークエンジニアについて知りたくなった方は、こちらのサイトで詳細を知るのもおすすめです。